秩父札所巡りとは?
「秩父札所巡り」とは、秩父三十四観音霊場とも言われ、西国三十三所・坂東三十三箇所とあわせて日本百観音に数えられています。
その歴史は古く、開創は文暦元年(1234年)にまでさかのぼり、江戸時代には多くの庶民が観音信仰巡礼の聖地として、秩父札所巡りを行ったとされています。
もともと秩父地域は、秩父山地に囲まれた自然あふれる場所ですが、古代は海の底にあった地形・地質学的にも注目すべき場所としても有名です。

また、古墳群・和銅遺跡・三峯神社や秩父神社・秩父事件・秩父銘仙・秩父夜祭をはじめとする数多くのお祭など…歴史や文化に溢れた魅力的な街としても有名です。
さらに最近では、アニメ作品の聖地として、10代・20代の若い世代、日本文化の好きな外国人の観光客も増え、週末の秩父はとてもにぎわっています。
そのため、秩父札所がテレビやアニメなどの映像作品にも映る機会が増え、この秩父札所巡りは、再び幅広い世代から注目を集めているのです。
そもそも「札所巡り(=お遍路)」とは?

そもそも「札所巡り」とは、より聞き慣れた言葉では「お遍路」とも呼ばれています。
「お遍路」と言うと、少し抵抗感を持つ方もいるかもしれません。
心の深い癒しを求めるため、乱れた心を落ち着かせ無の境地に達するため、過去の罪を償うため…このように“心に救いを求める方たちが行うこと”というイメージを持っている方もいるかもしれません。
しかし、最近では、お遍路をする方の目的も多様化しています。
健康のため、ハイキングを楽しむため、開運のための御朱印巡りなど…その目的な様々で、よりカジュアルに、より楽しみながらお遍路をしている方も増えています。
日本人だけでなく、外国人のお遍路さんも増えているとか。

もちろん、お遍路が気軽にはじめられるといっても、最低限、心得ておくべき作法・マナーがあります。
秩父札所の多くは秩父の市街地の中を巡りますので、周囲の方たちに不愉快に思われたり迷惑をかけたりしないよう、そして、しっかりとご利益を得るためにも、最低限の基礎知識は守る必要があります。
当サイトでは、これからお遍路を始める方が知っておくべき作法や基礎知識も紹介しています。
秩父札所巡りの魅力

秩父札所巡りの魅力は、なんといっても秩父の大自然や歴史に触れながら、巡礼をすることができる点です。
また、秩父地域は、観光・グルメ・アニメの聖地としても、近年その注目が高まっているので、お遍路の道中の楽しみが多い点も見逃せません。
さらに、秩父札所は全行程を徒歩で巡ると100kmにも及びますが、関東地方に住んでいる人であれば、週末に通うことができる場所にあるので日程や時間を調整することもできます。
お遍路ビギナーにとって、秩父札所は最適の場所なのです。
さぁ、秩父札所巡りを始めよう!

当サイトでは、秩父札所巡りを100倍楽しむための情報を紹介しています。
さぁ、今週末は、秩父の由緒ある寺院で心を落ち着かせ、秩父の歴史・自然・観光スポットを楽しみながらリフレッシュしませんか?