札所一覧

秩父札所 第二十四番 光智山 法泉寺

札所二十四番・法泉寺(ほうせんじ)は、札所二十三番・音楽寺から徒歩で約60分。

札所二十三番から山道のハイキングコースを巡り、県道に出たら、しばらく道なりに進み札所二十四番を目指します。

徒歩巡礼の場合、県道は交通量が多く、トラックなどもたくさん通るので十分に注意しましょう。

秩父札所24番・法泉寺の歴史・由来

札所二十四番 光智山 法泉寺(こうちざん ほうせんじ)のはじまりは、奈良時代。

養老7年(723年)、加賀白山を中心に活躍した修験僧・泰澄(たいちょう)大師がこの地を訪れた際、廬舎那仏(るしゃなぶつ)の夢のお告げを受け、地元・加賀の白山観音を安置したのが法泉寺のはじまりと伝えられています。

その後、中世の時代、法泉寺は白山修験者の拠点となっていましたが、明治時代の修験禁止令によって、現在の臨済宗のお寺となりました。

本尊は、室町時代末期に造られたとされる聖観音で、胡粉による彩色が施されているそうですが、普段は秘仏となっています。

秩父札所24番・法泉寺の見どころ

116段一直線の階(きざはし)

県道沿いにある一直線の石段を上り、境内へ。
お地蔵様が左右に立ち、木々に囲まれた急な石段は、全部で116段。

観音堂

江戸時代中期の建築とされる宝形造りの観音堂。
左右の格子窓の内部には金剛力士像がまつられ仁王門形式になっている珍しい構造の観音堂となっています。

廻り念仏

毎年4/18の観音様の縁日には、境内に地元の人たちが集り、輪を作って座りながら約10mもの大数珠をまわす行事が行われます。「大数珠廻し」とも呼ばれています。

恋ヶ窪の遊女の伝説

その昔、口内の腫れ物に悩まされていた武蔵の国・恋ヶ窪の遊女が、この地に修行に来ました。

ある日、秩父の修行僧がこの遊女に楊枝を与え、その楊枝で口の中をキレイにして、白山観音に祈るようアドバイスすると、たちまち遊女の口内の腫れ物は治ってしまったそうです。

このことから、法泉寺は、病気平癒や口の中の病気にご利益があるとされ、現在でも祈願に訪れる人が多くいます。

秩父札所24番・法泉寺の御朱印

 

秩父札所24番・法泉寺の御詠歌

天照らす 神の母祖の 色かへて なおもふりぬる 雪の白山

伝説によれば、とある夜、気高い姫神が天から降りてくると、枯木を3つに割って両端の部分で山神を祀り、真ん中の部分で聖観世音を刻むと、「我は、日の神なり」と名乗ったといいます。

さらに、三柱の神が現れると、真ん中の神が「我はこの山の奥に住む白山姫の神である」と名乗った…と伝えられています。

「日の神」とは、天照大神(アマテラスオオミカミ)で、伊勢信仰に白山信仰が加わったものと考えられ、御詠歌にある“天照らす”“雪の白山”は、それによるものと考えられています。

秩父札所24番・法泉寺の基本情報

宗派聖観世音菩薩
本尊臨済宗南禅寺派
住所埼玉県秩父市別所1586
納経時間AM8時~PM5時(11月~2月はPM4時まで)※12時~12時30分はお昼休憩。
無料駐車場あり
アクセス(1)秩父札所23番から徒歩で約60分
(2)バスで西武秩父駅から久那行き12分「札所24番」下車。

 

秩父札所24番・法泉寺の地図