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秩父札所 第七番 青苔山 法長寺

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この記事では、秩父札所7番・法長寺(ほうちょうじ)について、その歴史・見どころ・御朱印・地図・近隣の観光宿泊施設について紹介しています。

法長寺は、札所6番・卜雲寺から徒歩で約10ほどの距離にあります。卜雲寺へ来た道を引き返し、民家がたち並ぶエリアに法長寺は位置しています。

卜雲寺と同様、雄大にそびえ立つ武甲山と緑豊かなのどかな風景に囲まれた場所です。

札所5番から徒歩で巡礼道を進むと、実は、札所7番の方が札所6番よりも近い場所にありますが、初めて巡礼をする方は、順番通り6番に行ってから7番に行きましょう。昔の人々の気持ちに想いを巡らせながら順番通りに進むのも巡礼の醍醐味ではないでしょうか。

秩父札所7番・法長寺の歴史・由来

札所第7番 青苔山 法長寺(せいたいさん ほうちょうじ)は、秩父札所の中で最も大きな本堂を持つ札所として知られています。

その本堂は、江戸時代に、エレキテルで有名な平賀源内が設計をしたと伝えられています。

平賀源内は、発明家・本草学者・地質学者・医者・戯作者など多彩多芸、異才の人物として知られていますが、秩父地方には鉱山開発で訪れており、日本を代表する鉱山となった秩父鉱山(秩父市中津川)に於いても、彼が金の採掘に携わっています。

平賀源内は、秩父郡の大滝村中津川にある源内居を自ら設計し、この建物で名著「神霊屋矢口の渡」を執筆したとされています。

 

秩父札所7番・法長寺の御本尊

十一面観音菩薩

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法長寺の御本尊は、十一面観世音菩薩です。(画像は、御前立)

天明2年(1782年)の火災で観音堂は消失してしまったため、本尊である十一面観音は、現在も本堂の奥に安置されています。

別名「牛伏堂」の由来

また、法長寺の境内のある観音堂は、別名「牛伏堂(うしぶせ)」とも呼ばれています。

その由来の一説には、伏して動かなくなった牛のいた場所から、後に十一面観音像があらわれたためと伝えられています。

境内には、牛の石像が複数見つけられます。

 

秩父札所7番・法長寺の動画

当サイト管理人のインスタグラムにアップしている法長寺の動画です。撮影は、2023年の秋です。

 

秩父札所7番・法長寺の見どころ

薬医門形式の山門

薬医門(やくいもん)形式の山門。「薬医門」とは、本柱の後方に、控柱(助柱)が2本設けられた門の総称です。

一説には、矢の攻撃を食い止める「矢食い(やぐい)」という響きを由来とする説と、 かつて医者の門として使われたことに由来する説とがあります。

両袖には16の菊の紋章があります。

結界石

山門の前には「不許葷酒入山門」という文字の石柱があります。この漢字は、「くんしゅさんもんにいるをゆるさず」と読みます。

これは、臭気の強い野菜は他人を苦しめるとともに自分の修行を妨げ、酒は心を乱すので、これを口にしたものは清浄な寺内にはいることを許さない…という意味を表します。境目という意味で、結界石とも呼ばれています。

秩父札所では、この札所7番以外にも、札所2番納経所の光明寺近く、札所25番・26番・29番の境内などで、この結界石を見つけることができます。

平賀源内設計の本堂

天才・平賀源内が設計したとされる入母屋(いりもや)造の本堂は、秩父札所の本堂で最大の大きさを誇ります。

志度寺縁起の彫刻

本堂の入口、内陣の欄間には、四国八十八ヶ所札所86番・志度寺(香川県さぬき市志度)の縁起が彫刻で掘られています。

この彫刻も、平賀源内のデザインによるもの。平賀源内の故郷は、志度寺のある香川県さぬき市志度なのです。

牛伏の石像

「牛伏堂」とも言われた法長寺を象徴する牛の石像です。

その由来は諸説ありますが、中でも、平安時代の平将門にまつわるエピソードは有名です。

平将門が起こした天慶の乱で、平将門と闘った花園左エ門という人の家来がこの地で戦に敗れ絶命。

やがて平和な時代が訪れた後、花園左エ門の家来の妻がこの地を訪れると、夢に夫が現れ「悪心の報いによって牛になってしまい苦しんでいる。尼になって成仏させてほしい」と告げました。

そして、妻が髪を落とし尼として出家すると、観音様に仕えた功徳によって、夫は苦しにから解放されたと伝えられています。

 

恵比寿・大黒天

恵比寿様と大黒様の木造。

恵比寿様は、商売繁盛の神様として有名ですが、大漁満足・五穀豊穣・開運招福などにご利益があるとされています。

また、大黒様は、財運・金運、出世開運、商売繁盛、五穀豊穣などにご利益があるとされています。

この恵比寿様と大黒様は親子とされ、室町時代に、2柱の置物を一緒に置くのが一般的となりました。

 

仏足石

仏足石は、説法のためにインド国中を歩いたと言われる釈迦の足裏を彫った石碑です。

 

秩父札所7番・法長寺の御朱印

秩父札所7番・法長寺の御詠歌

六道を 兼ねて巡りて 拝むべし 又後の世を 聞くも牛伏

「六道」とは、仏教において、人が死んだら生まれ変わる6つの世界のこと。

6つの世界とは、天道を頂点として、人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道をさします。

 

秩父札所7番・法長寺の基本情報

宗派曹洞宗
本尊十一面観世音菩薩
住所埼玉県秩父郡横瀬町横瀬1508
納経時間AM8時~PM5時(11月~2月はPM4時まで)※12時~12時30分はお昼休憩。
無料駐車場あり
トイレあり
アクセス(1)札所6番・卜雲寺から徒歩で約15分
(2)西武秩父駅から西武バス/松枝・長渕・根古屋ゆきで12分「横瀬橋」下車。徒歩10分。

 

秩父札所7番・法長寺の地図

 

秩父札所7番法長寺近くのホテル・旅館

札所7番などがある横瀬エリアには、老舗の温泉宿があります。

武甲温泉 武甲の湯

●画像:じゃらんnet

露天風呂・檜風呂・岩風呂などを堪能できる本格的な温泉宿でありながら、駅からのアクセスも比較的良く、リーズナブルな点が魅力の温泉宿です。

薬草の湯 丸山鉱泉旅館

●画像:じゃらんnet

丸山鉱泉旅館は森の中にある一軒宿で、元祖薬草風呂と四季折々の秩父の恵みをたのしむことができます。近くには全国的にも珍しい棚田があり(寺坂棚田)、観光スポットとなっています。

 

 

 

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