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秩父札所 第九番 明星山 明智寺

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この記事では、秩父札所9番・明智寺(あけちじ)について、その歴史・見どころ・御朱印・地図・近隣の観光宿泊施設について紹介しています。

明智寺は、札所8番・西善寺から徒歩で約30分の距離にあります。札所8番から丘を下りながら民家を抜け、西武秩父線沿いの真っ直ぐな道路を進み、つきあたりの高架下トンネルをくぐり札所9番を目指します。

この札所9番からは、比較的、駅の近くや市街地の中にある札所が多いので、買い物・グルメ・温泉などを楽しみながら巡礼をすることもできます。

秩父札所9番・明智寺の歴史・由来

札所9番 明星山 明智寺(みょうじょうざん あけちじ)は、建久二年(1191年)、明智禅師によって開創されたと伝えられています。

本堂は、六角形の観音堂となっており、平成2年(1990年)に再建された比較的新しい建物です。

 

江戸時代の文化文政期(1804年~1830年)に編纂された『新編武蔵風土記稿』によれば、明智寺には六間四面の比較的大きな観音堂がありましたが、明治16年(1883年)の笠により焼失。

以来、100年近く小さな仮堂のままでしたが、地元の人たちの働きかけにより現在の観音堂が再建されました。

秩父札所9番・明智寺の御本尊

御本尊は、6本の手を持ち右手を頬にあてる姿勢が特徴的な如意輪観音で、平安時代の僧・恵心僧都の作と伝えられています。

如意輪観音は、その6本の手で六道(※)すべてに救いの手を差し伸べるとされ、智慧・財福・福徳授与・安産・延命のご利益があるとも言われています。

(※)仏教において、人が死んだら生まれ変わる6つの世界のこと。 6つの世界とは、天道を頂点として、人間道・修羅道・畜生道・餓鬼道・地獄道をさします。

ちなみに、秩父札所の中で如意輪観音を本尊としているのは、この明智寺と札所30番・法雲寺のみとなります。

 

秩父札所9番・明智寺の見どころ

青石塔婆

入口の脇には、三基の青石塔婆があります。石材は、秩父地方特有の「秩父青石」と呼ばれるものです。室町時代のものと考えられています。

安産・子育て祈願のお寺

明智寺は、古くから安産・子育て祈願のお寺として知られています。

その由来は、寛弘年間(1004年~2012年)、一条天皇の皇后が難産で苦しんでいたときに、恵心僧都作の如意輪観音像を安置して祈願すると無事に元気な男の子が生まれました。

その後、観音像は、明るい星の導きによって飛び去ってしまいましたが、この横瀬で見つけることができたと伝えられています。

また、このエピソードにより、明智寺の山号である「明星山」が名づけられたと伝えられています。

文塚(ぶづか)

“文塚”とは、詩文などの草稿を埋めて供養や記念のために建てた塚のことをさします。

宝永元年(1704年)に建立された明智寺の文塚は、女性たちが願いを込めて納めたとされるもので、小さな祠に文塚と地蔵尊がまつられています。

“女人を救わんがための文塚なり”と解説が記されています。

子育て観音

子供が丈夫に成長するご利益があるとされています。

眼の病の治癒

その由来は、天正年間の頃(1573年~1592年)、横瀬の里の兵衛という貧しい家の少年が、ある夜、盲目の母親と観音堂にこもって一晩中読経をしました。

すると、明け方、明るい星が飛び出して母親を照らすと、母親の眼がたちまち開いたことから、眼の病の治癒にもご利益があるといわれています。

諸説ありますが、明智寺の山号である「明星山」は、このエピソードに由来するものとも言われています。

 

秩父札所9番・明智寺の御朱印

 

秩父札所9番・明智寺の御詠歌

巡りきて その名を聞けば 明智寺 心の月は くもらざるらん

 

秩父札所9番・明智寺の基本情報

宗派臨済宗南禅寺派
本尊如意輪観世音菩薩
住所埼玉県秩父郡横瀬町横瀬2160
納経時間AM8時~PM5時(11月~2月はPM4時まで)※12時~12時30分はお昼休憩。
トイレあり
無料駐車場あり
アクセス(1)札所8番・西善寺から徒歩で約40分
(2)西武鉄道・横瀬駅から徒歩で10分
イベント観音様縁日(安産・子育て)

 

秩父札所9番・明智寺の地図

 

秩父札所9番・明智寺近くのホテル・旅館

札所9番などがある横瀬エリアには、老舗の温泉宿があります。

武甲温泉 武甲の湯

●画像:じゃらんnet

露天風呂・檜風呂・岩風呂などを堪能できる本格的な温泉宿でありながら、駅からのアクセスも比較的良く、リーズナブルな点が魅力の温泉宿です。

 

 

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